ピアノトリオで織りなすモーツァルトディベルティメントの魅力
2024/05/21
モーツァルトのディベルティメントをピアノトリオで演奏することで生まれる魅力は、ピアノ、バイオリン、チェロという異なる楽器が融合し、互いに対話しながら美しいハーモニーを奏でることから、モーツァルトの楽曲ならではの緻密な作曲技法によって聴き手を魅了することです。
目次
モーツァルトディベルティメントとは?
ディベルティメントとは、モーツァルトが作曲した室内楽曲の一つで、ディベルティメントの語源は、イタリア語の「楽しませる」「愉快にさせる」からきているらしく、モーツァルトもこの曲を社交の場で演奏される気軽な曲として作曲したようですが、その陽気で軽快なメロディと緻密な音楽構成によって聴衆を楽しませるだけでなく、高い芸術性も持ち合わせています。
ピアノトリオによるディベルティメントの聴き心地
ピアノトリオによるディベルティメントは耳に心地よい美しい響きが特徴です。ピアノ・ヴァイオリン・チェロの力強くも繊細な演奏が、優雅で楽しい音楽空間を生み出します。ディベルティメントは、オーケストラなどでの演奏される作品もありますが、モーツァルトの時代の弦楽合奏やピアノトリオで演奏する作品はより軽やかで、ラウンジやカフェ、レストランなどでのBGMとしても活用されることが多く、リラックスした雰囲気で楽しめますので、ピアノトリオによるディベルティメントも、是非一度耳にしてみてください。