ピアノを再び学ぶことで得る脳の幸福感

再び学ぶことで、私たちはその楽しさを再発見すると同時に、脳の活性化や感情の豊かさを得ることができます。古い思い出がよみがえり心を癒すとともに、日々のストレスを忘れさせてくれるでしょう。小さい頃に習ったり、学生の頃経験した楽器演奏を再び学ぶことで得られる、脳の幸福感やその影響を探ってみたいと思います。音楽の力によってどのように私たちの心が豊かになるのか一緒に考えてみましょう。

音楽を聴いたり楽器を演奏することで、脳内に鎮静作用と抑うつ効果のある物質が分泌されることが分かってきた昨今、音楽はただの暇つぶしではないことが理解されつつあります。音楽は間違いなく感情を動かし、脳を動かし心を癒して、人に幸福感を与えます。高揚感に満ちた勇ましい音楽は、思考力に力を与え前向きな行動を促進し、哀愁に満ちた穏やかな音楽は、気分を楽にしてつらい気持ちが和らぎます。

人前で演奏したり、コンクールや受験を目指して質の高い音楽を追求することと、好きな曲を好きな時に演奏して他人との交流で楽しむことは同時にはしにくいものです。また、生産性を上げるために聴き流す音楽と、好きでライブやコンサートに出向いたり選んで聴く音楽は性格が違います。本来、音楽は字のごとく音を楽しみ気持ちを表現するものであったはずなのに、その違いはどこから発生しているのでしょうか。

赤ちゃんがお母さんの歌で喜んだり、幼児が音楽を聴いて踊る姿にほっこりすることがあります。彼らは全身で喜んで学んでいるのでしょう。本当に楽しそうに音楽を聴いて自分を表現しています。大人になる道のりで、他人と意思疎通をしてなにがしかのことをするために、物事を学び行動に移して成果を享受することで達成感を得ることを学んだ私たちではありますが、シンプルに今の時間を楽しみ、気持ちを開放する時間を作ってみてはいかがでしょうか。めいぷる音楽教室のレッスンでは、そうした大人の時間もサポート致しております。