ヴァイオリンの巨匠イツァーク・パールマンの誕生日

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ヴァイオリンの巨匠イツァーク・パールマンの誕生日

ヴァイオリンの巨匠イツァーク・パールマンの誕生日

2024/08/31

イスラエルのテルアビブで生まれたパールマン少年は、幼少の頃からヴァイオリンの音が好きで、おもちゃのヴァイオリンでは飽き足らずレッスンに通うようになりましたが、4歳の時にポリオに罹って足が不自由になってしまいます。それでもヴァイオリニストになる夢を諦めず、テルアビブ音楽院、ジュリアード音楽院を経て、17歳でアメリカ・カーネギーホールでのデビューを果たしました。18歳の時にはレーヴェントリット国際コンクールで優勝し、その卓越した技術と感情豊かな演奏スタイルでアメリカ全土の人から絶賛を受け、その後ヨーロッパでもデビューを果たし、日本にも度々来日しています。今日は、パールマンの素晴らしい音楽の世界に触れてみましょう。

目次

    ヴァイオリニストとして教育者として

    グラミー賞・エミー賞など数々のレコード賞を受賞し、オバマ大統領の就任式での演奏、映画「シンドラーのリスト』のテーマ曲の演奏、後にジュリアード音楽院の教授に就任、近年ではオーケストラの指揮者も務めるなど、その活動をアメリカ大統領から評価され、栄誉ある称号を2度も受賞しています。

    そんな彼が後進の指導に当たる際大切にしていることは、自分が何を奏でているのかを聴くことなのだそうです。「体を使って音楽を創り上げるだけでは、なかなか自分が奏でている音楽を正確に聴き取ることはできません。よく聴くことによってより良く弾くことができるようになる。その『聴く』というのは、どれだけ理解して弾くことができるかという意味の『良く』なのです。若い演奏家を教える際にも、「こうしなさい」ではなく、自分が何をしているのかを理解して前に進むよう指導しています」と言っています。

    幸福感に満ち溢れたパールマンの演奏

    パールマンのコンサートではずっと続けられている企画があり、それは、たくさんある小品の中から、そのリサイタルの気分に合う曲を選んで弾くのだそうです。例えば、夕食は天ぷらだからあの曲にしよう、デザートはあれを食べたいからクライスラーとか、自分の想いと音楽が上手く混じりあって最高の演奏につながるのだという、パールマンの言葉からも垣間見える幸福感。幼い時から愛してやまないヴァイオリンはパールマンの一部となり、彼の感じたことや想いを、全てその旋律にしてくれるのでしょう。

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