バロック音楽の魅力を徹底解説!18世紀ロココのメヌエットの起源とは?
2024/06/26
18世紀ロココ期のヨーロッパで流行したメヌエットは、古典的な踊りとして知られています。本記事では、バロック音楽というジャンルやメヌエットの由来などを見ていきます。
目次
バロック音楽とは?
バロック音楽は、17世紀末から18世紀初頭にかけてヨーロッパで発達した音楽様式で、その特徴としては、複雑な和声や装飾的な曲調、緻密な楽曲構造が挙げられます。バッハやヘンデル、ヴィヴァルディなどの作曲家によって最も発展した時期とされており、代表作としては、バッハは『マタイ受難曲』『トッカータとフーガ ニ短調』などがあり、ヘンデルは『メサイア』や『王宮の花火の音楽』や、ヴィヴァルディは『四季』をはじめとして多数の協奏曲や宗教曲が挙げられます。
18世紀ロココとは何か?
18世紀ロココは、バロック美術から発展した装飾美術様式で、主にフランスの宮廷を中心に発展し、豪華で柔らかな色彩と、自然界からの感覚、軽快で妖精的であることなどが主張されています。紳士や貴族達の宮廷文化として栄え、インテリアデザインやファッションや美術の領域で広く影響を与え、その分野に反映されたようです。
メヌエットとは?18世紀ロココにおけるメヌエットの役割とは?
メヌエットとは、西洋音楽の古典舞曲の一つで、その語源はフランス語の「小さい』から来ています。男女が組になって君主らの前で、語源の通りの小さいステップで、太陽王を象徴するS字形又はZ字形を進む、18世紀のロココ時代に流行した舞踏曲でした。 18世紀のロココ期には、フランス宮廷文化が全盛期を迎え、メヌエットは貴族たちの社交界で広く演奏され、ダンスとしてはもちろん、貴族たちの文化的アイデンティティの一部としても位置づけられ、舞曲でありながら一種の儀礼的な役割も持っていました。メヌエットのスタイルとしては、特にルイ14世様式のものが有名で、18世紀において社交の一部や儀礼的な場面で重要な役割を果たしていたようです。