メンデルスゾーン『無言歌集』3曲の魅力-ヴェネツィアの舟歌を紐解く-

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メンデルスゾーン『無言歌集』3曲の魅力-ヴェネツィアの舟歌を紐解く-

メンデルスゾーン『無言歌集』3曲の魅力-ヴェネツィアの舟歌を紐解く-

2024/06/11

19世紀のドイツの作曲家、メンデルスゾーンの『無言歌集』は数多くの美しい曲で構成されています。その中でもヴェネツィアの舟歌は、メンデルスゾーンの音楽に対する独特な感性を感じ取ることができるでしょう。本稿では、『無言歌集』の中でも『ヴェネツィアの舟歌』の魅力について探っていきます。

目次

    無言歌集

    無言歌集というタイトルは、響きの美しさからも注目を集めることでしょう。 このタイトルから連想されるのは、静寂や心の奥深くに秘められた感情を言葉にせずに表現する作品集ということです。無言という言葉は、言葉を使わないということだけでなく、強い意思を持って静かに精神を込めた歌や音楽を作り上げることも含まれます。それは、言葉にできない感情を音という波動に乗せて伝えることができるということです。 無言歌集というタイトルには、生きることの孤独や複雑さ、あるいは普遍的な喜びや幸せなど、人々が感情的に共有するものが集約されています。

    メンデルスゾーンの音楽的特徴とは?

    メンデルスゾーンの本名は、ヤコブ‣ルートヴィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディと言い、19世紀初頭のドイツで活躍した作曲家・指揮者・ピアニストです。彼は宗教音楽や器楽曲を得意とし、交響曲やオペラ、合唱曲など多岐にわたるジャンルを手掛けました。メンデルスゾーンは、広い音楽の国際化を先取りし、オリエンタルな要素や英国音楽の影響など、多彩なインスピレーションを取り入れました。

    ヴェネツィアの舟歌とはどのような楽曲?

    ヴェネツィアの舟歌は、イタリア・ヴェネツィアの伝統音楽の一つであり、ゴンドラの舟頭で歌われる歌詞のことを指します。ヴェネツィアは水の都として知られ、街中には多くの運河があります。そんなヴェネツィアの風景を舟から眺めながら、ゴンドリエが美しい歌声を聞かせてくれるのが、舟歌の魅力です。舟歌には、恋愛や昔話、ヴェネツィアの風景などをテーマにした曲が数多くあります。また、曲調も様々で、バロック音楽やオペラの影響を受けたものから、シンプルなフォークソング風のものまであります。ヴェネツィアを訪れた際には、ぜひ舟歌を聞きながら、美しい景色を堪能してみてはいかがでしょうか。

    ヴェネツィアの舟歌を演奏してみよう

    ヴェネツィアの舟歌は、川のさざ波のような伴奏と美しいメロディーによって、船が水面をゆっくりと漕ぎ進むような雰囲気が伝わってきます。 舟歌は、イタリア語でBarcarolle(ヴェネツィアの櫂歌)といい、ゴンドラを漕ぐ船頭さんの歌です。後にショパンやメンデルスゾーンがピアノのための作品として舟歌を書きました。あなたも、ぜひピアノで美しいヴェネツィアの舟歌を生み出してください。

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