発表会に向けたピアノ・ヴァイオリン・チェロ準備法

めいぷる音楽教室教室では、ヴァイオリン・チェロ・ピアノをを楽しく学ぶことを目指していますが、技術の習得には時間と根気と目標が必要です。メロディーとハーモニーを同時に表現するピアノ、両手で1つの旋律を作りあげていくヴァイオリン・チェロともに、１つのことをやり続けるには根気と集中力が必要です。そんな忍耐力のいることでも、人前で演奏するなどの目標があることで、練習に取り組むモチベーションが上がります。そうして、友人や家族に聴いてもらうことで演奏する楽しさを実感し、自信を育んでいらっしゃるのではないでしょうか。

定期的に練習をし、レッスンに通われている皆さんですが、日常生活との兼ね合いで練習時間が取れなかったり、疲れてしまって練習がはかどっていない場合もあり、まだ完成には至っていないということがあります。しかし発表会や弾き合い会に参加するとなれば、いつになく気合が入り、信じられないスピードで弾けるようになることもあります。発表会1ヶ月前に『まだぜんぜん弾けません』とおっしゃっていた方も、リハーサルで自信無げに弾いておられた方も、本番では立派に弾かれるということはよくあるのです。それは、リハーサルなど、他の方との交流を通じて触発されるということがあるからかもしれません。

頻繫に会うことのない生徒の皆さんですが、久しぶりに会って、「すごくうまくなったんだね」「昨年は○○を弾いてたよね！？」「この曲いいよね～」「全然弾けないよ、どうやって弾いてる？」など、旧知の友達のように話が弾んでいます。こうしたことで緊張も和らぎ、発表会では、本番でありながらほのぼのとしたひと時を過ごすことができるのかもしれません。発表会後も交流を続けて、一緒にコンサートに行かれた話を聞いたこともあります。

リハーサルを終えた後、うまく弾けなかったところや暗譜が落ちたことなどは後悔が押し寄せることではあるかもしれませんが、この夏の思い出は、簡単ではないからこそ積み上げていくのが楽しい、他のことでは得られない経験だったのではないでしょうか。また練習に励んで磨きをかけて、ぜひ緊張しながらも楽しい本番に臨んでいただきたいと思っています。